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三浦市社協 市内5冊目「地域診断書」作成  地域の課題、洗い出す 地域踏査に住民初参加

神奈川県三浦市社協
【市内5冊目「地域診断書」作成  地域の課題、洗い出す 地域踏査に住民初参加】


神奈川県の三浦市社会福祉協議会が、高齢化が著しい三崎地区の各区ごとに、その地の実情やニーズなどをまとめた「地域診断書」の作成に取り組んでいます。「地域包括ケアシステム」の構築に向けた事業で、2019年10月には東岡区を対象とした地域診断書が公開されました。5冊目となる今回の作成に当たっては、住民が実情調査に初めて参加。これを契機に参加者が老人会を結成する効果も生まれています。

地域診断書は、厚生労働省が2025年までに目指している地域包括ケアシステムの構築を踏まえた三浦市社協の独自事業です。

地域包括ケアシステムが想定しているのは、高齢者が人生の最期まで住み慣れた地で暮らすため、住まいからおおむね30分以内に医療、介護、生活支援、介護予防で一体的なサービスを切れ目なく届ける仕組み。地域診断書は、その構築には何が必要で、何が課題かなどを区ごとに洗い出しています。

三浦市社協は2016年度から作成を手掛け、これまで三崎地区の7区で実施。戸別訪問による住民への聞き取りなどを基に、その区の人口・世帯数の推移、交通、医療機関の情報、区長や民生委員らのインタビューなどを掲載しています。

新たにまとめられた東岡区の地域診断書は、A4版76ページ。東岡町、天神町、城山町の一部で構成される東岡区は約700世帯が居住しており、1人暮らしや夫婦のみの世帯が多いことが特徴の一つとなっています。

地域課題については、▽支援が必要な高齢者の増加▽日常的な関係の地域格差▽気軽に利用できる居場所のなさ▽入り組んだ路地が多く、坂や階段があり生活がしづらいこと-を列挙。地域の強みも踏まえ、困り事や支え合いに関する情報共有ができる協議体づくりなどを提案しています。

一方、実態把握のための地域踏査はこれまで三浦市社協職員が担ってきましたが、今回は区内の住民らにも参加を呼び掛けました。2018年12月から2019年3月にかけて、89世帯、48店舗・企業、5団体への調査を50~80代の女性12人と共にしました。

「40年以上住んでいても知らない道がたくさんあった」「交流を深められる場が必要」「調査がきっかけで住民と話すようになった」。参加者からはそんな声が上がり、自分たちの街をあらためて見直す機会になったといいます。

具体的な動きにも結び付いています。今回の調査をきっかけに、参加者が6月、老人会を設立しました。同区では老人会が8年ほど前に役員のなり手不足により解散を余儀なくされていました。新たに老人会を立ち上げた参加者は、住民間の交流を深める場づくりに取り組んでいくといいます。

三浦市社協の職員は「今後も住民と取り組み、介護が必要になったり認知症になったりしても安心して暮らせる地域づくりをしていけたら」と話しました。冊子は400部作成。関係機関に配布したほか、区内で回覧しています。三浦市社協のホームページへの掲載、住民と意見交換する座談会の開催も予定しているといいます。
(神奈川新聞 2019年11月29日)

20191130三浦市
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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