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京都市社協 就労経験のない10年来のひきこもり男性を仕事につなげる 4年目迎えたチャレンジ就労体験事業

京都市社協
【就労経験のない10年来のひきこもり男性を仕事につなげる 4年目迎えたチャレンジ就労体験事業】


京都市社会福祉協議会では、生活保護を受給している人、生活に困窮している人を対象に、就労体験の場を提供することで自立を支援する「チャレンジ就労体験事業」を実施しています。4年目を迎えた平成28年度は、すでに年間の支援定員120人を上回る129人の申し込みを受け、うち74人が体験に臨んでいます。生活リズムが整わない、人との関わりに不安があるなどのため就労に向き合えない人が、体験先のサポートを受けて短時間の就労体験を重ねることで自信と意欲を回復し、一般就労したり、ボランティアとして居場所を見つけることにつながっています。

35歳の男性Bさんは生活保護受給中。独居生活を送るBさんは、人との関わりに不安があり、大学中退以降10年以上ひきこもり生活を送ってきました。そのBさんの就労体験は、デイサービスセンターで浴室の清掃を週2回2時間行うこと。「自分でも体験が続けられるとは思っていませんでした」と9カ月に及ぶ体験を終えたBさんは笑顔でこう振り返りました。うつ病を抱え、昼夜逆転のひきこもり生活が十数年続いたBさんでしたが、病状の軽快を確認したケースワーカーからチャレンジ就労体験を勧められ、今回の体験をスタートしました。

体験初日、生真面目なBさんは予定の30分前に体験先に行きましたが、玄関先で立ち往生していました。気づいた職員の促しでようやく中に入り、担当者から説明を受けて、滝のような汗を流して無言のうちに浴室清掃を行いました。2回目以降も職員の声掛けに会釈するのが精一杯。わからない点を質問することもできず、体験前夜は緊張で眠れず体調を崩し、月に1度は休んでしまう状況でした。

担当者や体験先はBさんを「浴室の隅々まで目を配れており、真面目で丁寧な仕事ぶりだ」と褒め、とても助かっていることを繰り返し伝え、食生活や体力作りなどの生活面のアドバイスも続けました。やがて徐々に休む回数が減り体験中にも笑顔が見られるようになりました。自ら挨拶することや不明な点を残さないこと、作業時間の短縮を目標とした結果、一人でも浴室の掃除を完璧にできるようになりました。Bさんの仕事ぶりを体験先は高く評価し、体験終了後はアルバイトとして雇用したいと提案したところBさ
んは笑顔で快諾、現在は非常勤で継続勤務しつつフルタイムの仕事を探しています。

こうした京都市社協のチャレンジ就労体験事業は、京都市社協広報誌「福祉のまちづくり」(平成29年1月号)をご覧ください。

京都市 福祉のまちづくり201701
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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