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北区社協 誰もが孤立することなく安心・安全に暮らせるマンションづくり

札幌市北区社協
【誰もが孤立することなく安心・安全に暮らせるマンションづくり】


ドミール北陵町内会は、北区社会福祉協議会の支援により、平成26年から「誰もが、孤立することなく安心・安全に暮らせる町内会」を目指して、福祉と防災の一体的な推進に取り組んでいます。ドミール北陵町内会は、北区内のマンション「ドミール北陵」の居住世帯のみで構成される町内会です。居住世帯は138世帯、高齢者は65名です。

マンションは、平成6年、全141戸が建設・分譲されました。築年数22年を経過し、入居者の年齢層も上がっているため、将来に備え、福祉と防災の一体的な推進に取り組むことになったのです。当初、ドミール北陵町内会では、マンション内の高齢化が進んでいたものの、見守りといった福祉的な活動に対して住民の関心は高くはありませんでした。しかし一方で、防災への関心がドミール北陵町内会の中で高まり、平成26年に防災マップを作成しました。

これをきっかけに、災害時の避難支援に加えて、日頃からの見守り活動にも町内会で取り組むことが検討され、北区社協にアドバイスを求めました。相談を受けた区社協は、これまでの経過やドミール北陵町内会の意向を確認した上で、見守りを進める第一歩として、見守り活動と災害時の避難支援活動双方を一体的・効果的に進めるノウハウ提供を目的に、「地域見守りサポーター養成講座」と「災害時支え合い講座」をマンションの居住者を対象に開催することとしました。

平成27年1月に開催された講座では、見守りの必要性とともに、活動を通して住民同士が日頃からお互いを気にかけ、支え合う関係を築かなければ、災害が発生しても実際の避難支援は上手く進まないことを学ぶとともに、見守りの方法、対象世帯の把握、対象世帯と活動者のマッチング、異変発見時の対応など、具体的な活動の進め方について学びました。

講座後、ドミール北稜町内会関係者からより具体的に活動を進めていく上でのアドバイスを求める相談が寄せられました。区社協では早速、見守り活動にかかわる手引書や、他町内会での実践例など参考資料を準備し、①組織的な活動の展開、②多くの住民の理解と協力、③町内担当民生委員等との連携、④見守り対象者と活動者の信頼関係づくりに焦点をあて、それらを進めていく取り組みの必要性・重要性について、町内会での実践につながるよう、丁寧な説明を行いました。

平成27年4月のドミール北稜町内会総会で、高齢者世帯の見守り活動と、災害時の避難支援対策に取り組む組織として「防災福祉部」の設置が承認されました。区社協では、マンション居住者に福祉と防災を一体的に進める組織ができたことを周知し、支援を希望する方と支援に協力してくれる方双方の募集を、多くの住民の理解と協力を得て進めていくよう助言。その助言をもとに募集活動を進めたところ、要支援者11世帯(13名)、協力員16名が集まりました。この16名の協力員を対象に、その後、区社協と町内会が協力し、平成27年7月、「見守り活動の進め方や個人情報の取り扱いなどを学ぶための研修」を開催しました。

ドリーム北稜町内会の取り組みは、その後、住民同士の定期的な交流の場として、「いきいきサロンはまなす会」の発足にまで発展しています。北区社協の助言により「誰もが孤立することなく安心・安全に暮らせる町内会」づくりが、マンションのなかで着実に拡がっています。詳しくは、札幌市社協「地域福祉活動にかかわる事例集~市民がお互いに支え合う活動の推進に向けて~」(平成29年3月)をご覧ください。

札幌市社協地域福祉活動にかかわる事例集29
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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