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江東区社協 住民主体の住宅開放型の居場所 「多世代交流の里 すなまちよっちゃん家」誕生

東京都江東区社協
【住民主体の住宅開放型の居場所 「多世代交流の里 すなまちよっちゃん家」誕生】


平成28年9月、江東区東砂地域の住宅地に誕生した、住民主体の住宅開放型の居場所「多世代交流の里 すなまちよっちゃん家」。それから8か月、住民同士がゆるやかにつながりながら、子どもから高齢者まで交流できる地域の福祉拠点として少しずつ定着しています。「よっちゃん家」は、立派な門に庭、縁側のある2階建ての一軒家。居心地の良い8畳と6畳の居間にキッチンのついた1階部分を、週2回開放しています。代表の吉野さんは、「いつでも誰でも気軽に立ち寄って、ほっと一息つける居場所にしていきたい」と抱負を語ります。

28年3月、10年以上空き家になっていたご両親の家を、何か福祉のために利用できないかと吉野さんから相談を受けた江東区社会福祉協議会。江東区社協の地域福祉コーディネーターは、居場所のイメージを具体化してお互いに共有するため、民家を活用した居場所づくりの先進地域の視察を提案。すぐに文京区の「こまじいのうち」を訪問したところ、吉野さんが抱くイメージにぴったりだったので、地域に開かれた居場所にさまざまな人や活動、機能が集まる「多機能型の地域拠点」として位置づけ、すすめていくことを確認しました。

運営は、既存の組織や機関としてではなく、あくまで地域住民による取り組みとして行っていくこととしました。吉野さんは町会長を務めていますが、あえて町会を巻き込まないやり方を選びます。よっちゃん家は小さいエリアの中で、一人の住民として肩肘張らずにやった方がいいと思ったからです。こうして開設に向けた準備が始まりました。

平成28年9月26日、運営委員とボランティアスタッフによるささやかな開所式を経て、よっちゃん家はオープンしました。月曜日は子育てサロンや子どもの時間、水曜日は一般サロンやイベント開催を基本スケジュールにしながら、健康体操、絵手紙、囲碁将棋、英会話など、多様なプログラムを用意しました。クチコミでゆっくりと広がっていく方がいいと考えて大々的な広報はしませんでしたが、地域住民がお茶を飲みに来たり、近所のデイサービススタッフが利用者と一緒に訪れたり、赤ちゃんを連れた母親が休みに来るなど、少しずつ訪問者が増えています。

吉野さんの想いを受け止め、住民主体の活動を側面的に支援してきた江東区社協の地域福祉コーディネーターは、運営委員やボランティア、関係機関の間に立って、関係性を作ることに努めてきました。ボランティアもただ紹介するのではなく、その人の個性を把握しながら丁寧につないでいきました。よっちゃん家は地域の課題を共有できる場にもなっており、コーディネーターが運営委員やボランティアと相談し合える状況にあります。最近では、ごみ屋敷状態にあった住民に対し、当面必要な物資を集めて対応するなど、住民が課題を見つけ、解決に向けて動き出す例も出てくるなど、居場所の効果が現れています。

ゆるやかに広がり続ける住民主体の居場所の取り組みは、東京都社協広報紙「福祉広報」(2017年6月)をご覧ください。

福祉広報 201706
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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