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秦野市社協 独自の死後事務サービス「はだのエンディング応援事業」スタート

神奈川県秦野市社協
【独自の死後事務サービス「はだのエンディング応援事業」スタート】


社会福祉法人秦野市社会福祉協議会が2022年4月から「はだのエンディング応援事業」をスタートしています。秦野市内在住の一人暮らしの人を対象に死後の事務手続きサービスを行うもので、市社協の独自事業です。

「はだのエンディング応援事業」は、自身が死亡した後の葬儀・納骨、行政機関などへの届出、公共料金の精算などを、契約のもとあらかじめ市社協に預けられたお金の範囲内で行うサービス。(1)秦野市に住所を有し、居住している一人暮らし、(2)満65歳以上で支援可能な配偶者及び子がいない、(3)事業の契約内容を理解することができる判断能力がある、(4)生活保護を受給していない、(5)負債がない、(6)不動産収入がない、(7)契約時に必要な預託金が支払える、以上7つ全てに該当する人が対象となります。市社協への預託金は初期事務手数料、年間利用料、預託金(死後事務費用及び葬儀費用)を基本とし、執行費報酬を含むほか、家財処分などのオプションもつけられます。

利用希望者には面談を通してニーズの聞き取りを行い、契約後は利用者の状況に応じて電話や訪問での定期的な見守りサービスを行うほか、死亡後には必要な事務手続きを代行します。

市社協には、以前から成年後見利用支援センターを通じて「お墓は決まっているがお金を託す相手がいない」「自分が亡くなった後に葬儀埋葬してくれる人がいない」といった相談が寄せられていました。制度や行政等の支援の狭間にあるこうしたニーズに応えるため、2年前から先進事例の視察などを行い、事業内容の検討を開始。民間事業者でも死後事務支援などがありますが、存続性や信頼性の観点から公共性のある社協が支援を行うことで安心感が提供できるのではないか、と事業の実施に至りました。

担当者によると、まだ市内でのニーズが不明確なため、まずは対象者を限定して事業をスタートさせ、今後の利用状況や要望などを確認しながら、地域の特性にあわせて「事業に広がりを持たせていきたい」と話します。「いずれにしても、元気な時に自分がどうしていきたいのかを考えていただくきっかけになれば。社協では市民に必要な支援をつなげるお手伝いをしており、今回のサービスもその一つ」と担当者。市社協ではこの事業への相談をきっかけに、必要な制度の紹介や生きがいづくりなどにもつなげていく考えだといいます。
タウンニュース 2022年5月13日

220514秦野市
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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