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みなべ町社協 アルコール依存症者等の居場所づくり 農業サロン開催中

和歌山県みなべ町社協 アルコール依存症者等の居場所づくり 農業サロン開催中

みなべ町社会福祉協議会は、平成27年2月から福祉農園の取組を行っています。
はじめたきっかけは、アルコール依存症の男性が退院し町内の自宅に戻ってきたことでした。町社協では、福祉サー ビス利用援助事業による金銭管理と生活リズムを整えるための週5回のデイサービス、ヘルパーによる食事支援の提供を開始。男性の生活は次第に落ちついてきましたが、町社協の事務所でコーヒーを飲む等して過ごす時間が長く、社会参加の場を作る必要を感じました。そんなと き、町内で農作放棄された畑を無償で貸してくれるという話がありました。そこで、本人が行けるときに行けて活動できる場づくりとして、緩やかな形で農業サロン的な取組を始めることになりました。

借りている畑は当初1か所でしたが、取組を通して理解者が増え、現在は3か所、あわせて4反ほどあります。今の時期はさつまいも、きゅうり、おくら、なす、いんげん豆、にんにくなどを栽培しており、収穫した野菜は町社会福祉センター「はあと館」、「はあとカフェ」、田辺市の「産直市場よってって」や町内の「ほんまもんふるさと産地直売所」で販売しています。現在はアルコール依存症の方に限らず、主に福祉事務所からの紹介で6人が利用しており、いずれも町内在住の方です。

収穫時期は忙しく、土日も関係なく収穫をする必要がある時もあります。利用者の皆さんは、基本的に土日は休みですが、職員が忙しくしている姿を見て、これまで半日作業だった人が1日来てくれるようになったり、休みの日も来てくれ るようになったりと、作業に対する前向きな姿勢がみられるようになってきた利用者もいます。今は利用者へはガソリン代の支給のみ。町社協では、今後は「少しでも利用者の生活の安定につながればうれしい」と語ります。「農福連携の取組では、利用者の居場所づくり、病状の安定、社会参加の機会づくり、生きがいや役割の構築などが期待されますが、将来的には就農につながる利用者が出てくれ、 直販所、コミュニティカフェ、移動販売などにも広げていけたら」と思いは広がります。

今年5月からは、近くの県立高校の校外活動として週1回程度、生徒が放課後に農作業の手伝いに来てくれています。学校や生徒を通じて地域とのつながりが増えました。最近では、活動に参加した高校生と利用者が会話しながら農作業に取り組む姿も見られています。

みなべ町社協がチャ レンジした緩やかな農業サロンは、居場所づくり、社会参加の場づくり、就労支援の一環と して着実に地域に根付き、広がっている取組は、「福祉わかやま」(2017年8月)をご覧ください。

20170917みなべ町
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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