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富士見町社協 ”昔”の写真で認知症予防 「回想法セット」製作

長野県富士見町社協
【”昔”の写真で認知症予防 「回想法セット」製作】


昔の写真や道具から当時を思い出し、語ることで認知症の予防につなげる「回想法」を富士見町内で普及しようと、富士見町社会福祉協議会が、病院、有識者らの協力で町オリジナルの「回想法セット」作りに取り組んでいます。お年寄りが楽しく取り組みやすいとして、富士見町社協は3年前から講習会を開くなど「回想法」を介護予防事業に取り入れています。

町独自のセットは、対象となる世代が社会や家庭で活躍していた昭和30~40年代の写真を10枚1組にし、裏面に当時の社会情勢や暮らしぶり、町、国内の出来事などを記してあります。1枚ずつ透明シートで圧着してあり、紙芝居の要領で使ってもらいます。富士見町社協では、「慣れ親しんだ地元の写真を利用することで、一層、療法の効果を高められるのでは」としています。

写真は町内の亡くなられたアマチュア写真家の遺族と、JR富士見駅前商店街が提供。選定や回想を手助けするヒント集の製作には、町文化財審議委員、病院リハビリテーション科作業療法士、町歴史民俗資料館の学芸員があたっています。

選んだ写真は、農家の庭先や囲炉裏端の光景、蚕の飼育を手伝う子ども、駅前商店街のネオン点灯などで、写り込んだ人の服装や背景、道具などさまざまな観点で昔を語る要素があります。

町文化財審議委員は、「若い世代にも見てもらいたい出来栄え。異世代間の会話の接点になり、町への愛着も深まると思う」とし、作業療法士も「これを使えば従来以上に講座参加者との会話が弾みそう」と期待します。歴史民俗資料館の学芸員は、「富士見町の風俗的資料として使える」と話しており、歴史文化の分野にも活用が広がりそうです。

セットは2017年10月末に完成させ、11月3日に町民センターで開く一般公開の講座「回想法の活用術」で参加者全員にプレゼントする予定です。
長野日報 2017年10月5日

20171018富士見町
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