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高松市社協 高松刑務所受刑者の社会復帰支援指導、官民協働で 「社会とつながり 心開く」

香川県高松市社協
【高松刑務所受刑者の社会復帰支援指導、官民協働で 「社会とつながり 心開く」】


「うどん248円」「ビール198円」「弁当480円」―。高松刑務所で2017年秋、高齢の男性受刑者15人が食べ物の写真に値段が記されたカードを手に取っていました。カードを見ながら1日3食の献立を考え、食費を計算していきます。高松刑務所で続けられている社会復帰支援指導の一環です。

指導には高松市社会福祉協議会の社会福祉士らが協力し、1カ月に1回のペースで金銭管理などを教えます。出所後、お金に困窮して再犯を重ねる受刑者が後を絶たないためです。

この時のテーマは食費。1日1000円を目安としましたが、カードの金額を足し合わせると上回る者が相次ぎましだ。「結構な金額になりますね。自分でご飯を炊きませんか」「70歳を超えると筋肉が落ちて転んだだけで骨折することもあります。たんぱく質を取ってください」。社協の職員3人が受刑者にアドバイスをしながら、一緒に電卓をたたきます。

認知機能の低下を防いだり、コミュニケーション能力を高めたりする狙いもあります。指導していた社会福祉士は「受刑者が出所する時、社会にソフトランディングできるようにしたい」と話します。

高松刑務所では2012年11月、社協との連携が始まりました。再犯を繰り返して刑務所に戻ってくる高齢者や障害者が増え、再犯防止の取り組みが求められたことが背景にあります。2013年には作業療法士が高齢の受刑者にストレッチなどを指導する健康管理も始まりました。現在、官民合わせて13機関と協力しています。

法務省によると、外部機関とともに高齢受刑者らに出所後の生活設計などを教える「社会復帰支援指導プログラム」は各地に広がっています。2017年度はほぼ全ての刑務所にあたる67カ所に上っており、同省は「人と関わることが苦手だった受刑者が、外部の人と関わることで出所前から社会とつながる体験ができる」と効果を期待しています。

ただ、こうした取り組みは外部機関の善意に頼る部分が大きいのが実情です。高松刑務所の分類教育部長は刑務所が外部と協働する意義をこう強調します。「受刑者は制服を着ている刑務官には萎縮し、心を開きづらい。だからこそ、再犯防止は刑務所だけではできない」
.(毎日新聞 2018年1月24日)

20180126高松市
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