FC2ブログ

記事一覧

品川区社協 単身高齢者が保証人がいなくても転居できる仕組みづくりへ 入居後の安否確認、死後の家財処分、葬儀の手続きも一括対応

東京都品川区社協
【単身高齢者が保証人がいなくても転居できる仕組みづくりへ 入居後の安否確認、死後の家財処分、葬儀の手続きも一括対応】


東京都品川区は一人暮らしの高齢者の転居を支援する事業を2018年度に始めます。不動産業者と協定を結び、緊急時に駆けつける親族などの保証人がいなくても高齢者が転居できる仕組みをつくります。入居後の安否確認から死後の家財処分、葬儀の手続きまで一括対応するのも特徴です。自治体が高齢者の生活を包括支援する試みは全国でも珍しいといいます。

高齢者の住宅生活支援サービスとして、今夏に市から委託を受けた品川区社会福祉協議会が事業を運営します。区は事業費として900万円を2018年度予算案に計上しています。

品川区内の70歳以上の単身高齢者は9459人(2014年時点)と2005年比で1.5倍に増え、今後も増え続ける見通しです。配偶者が亡くなり家賃の安い物件を探したり、足腰が弱くなり1階など低い階層の住宅に転居を望んだりする高齢者も少なくありません。保証人がいなくても転居できる受け皿をつくり、住み慣れた地域で安心して生活できるようにします。

転居支援は年間所得の低い単身高齢者らが対象です。協定を結んだ不動産業者を通じて、保証人のあてがない高齢者に賃貸住宅のオーナーを無料で紹介します。物件探しや契約の相談には品川区社協の職員が付き添います。必要に応じて転居経費の補助金の活用も促します。

賃貸住宅では家賃滞納や病気などによる緊急時の連絡先が見つからない懸念から、保証人のいない高齢者の入居が難しいことが多くあります。入居後も社協の職員が安否確認や生活相談にあたるほか、倒れた際などに駆けつける体制をつくり、オーナーの不安を払拭します。

預貯金が少なく家賃の支払いが滞るような場合は、区の生活保護の窓口を紹介します。オーナーには入居者が亡くなったり、行方が分からなくなったりした際、区の家賃保証制度も活用できるようにします。

成年後見事業を手がける品川区社協のノウハウを生かし、入居者が認知症になっても、預貯金の管理や相続を代行するサービスを有料で用意します。死後の家財処分や葬儀の手続きにも対応する計画です。

日本賃貸住宅管理協会が2016年度、全国約36万人の賃貸住宅オーナーを対象にした調査によると、61%が高齢者の入居に拒否感があると回答しました。一人暮らしの高齢者の入居を制限していると答えたオーナーは14%にのぼりました。理由として、家賃の支払いや居室内での死亡事故などへの不安を挙げる声が多くありました。
日本経済新聞 2018年2月9日

20180210品川区
東京都品川区社協
【賃貸入居が困難高齢者を支援 死後の家財道具の撤去や葬儀も実施】


品川区は、賃貸物件への入居を断られることが多い高齢者の家探しを支援するサービスを2018年度から始めます。品川区社会福祉協議会と連携して安否を確認するなど、家主が高齢者を受け入れる際に抱く不安を解消することで、入居を後押しします。品川区高齢者地域支援課によると、区には、「足腰が痛くて階段を上り下りするのが大変になった」「仕事をしていた夫が亡くなり、家賃の支払いが負担になった」といった理由による高齢者からの転居相談が、毎年約700件寄せられています。

新たに始めるサービスの対象は、年収257万2000円以下で、一人暮らしか、65歳以上が複数いる高齢者世帯。区から委託を受けた品川区社協のスタッフが定期訪問を行い、安否の確認をします。また、入居する高齢者から事前に預託金を受け、病気などで死亡した後の家財道具の撤去や葬儀も行います。今夏にサービス開始予定で、品川区は、2018年度一般会計当初予算に事業費900万円を計上しています。

同課ではこれまでも、高齢者向けに物件を紹介したり、礼金や仲介手数料の一部を助成したりしてきました。しかし、成約に結びつかないケースも多く、2017年5~6月、区側が家主らに高齢者を受け入れる上での不安を聞いたところ、「死亡後に部屋に残された家財道具を処分する必要が出てくる」といった声が上がっていました。

一方で、区内に住む一人暮らしの70歳以上の高齢者は、2014年で9459人。高齢世帯(70歳以上と65歳以上が同居)は、1万2532世帯に上りました。05年に比べ、高齢者は約2900人、高齢世帯は約3200世帯も増えています。同課の担当者は「高齢化社会が進み、今後も生活支援のニーズは高まるだろう。希望に沿った転居先が決まるよう、支援をしていきたい」と話しました。
読売新聞 2018年4月5日

20180407品川区
関連記事
スポンサーサイト



プロフィール

yotadar!!

Author:yotadar!!
なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

最新コメント

リンク