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八頭町社協 地域の多様な住民が、一つの部屋でふれあう交流会 地域で取り組む福祉学習

鳥取県八頭町社協
【地域の多様な住民が、一つの部屋でふれあう交流会 地域で取り組む福祉学習】


高齢者や障がい者が暮らしやすいまちづくり。その具体的なイメージは、必ずしも簡単に想像できるとは限りません。自分のまちにどんな高齢者が、どんな障がい者が暮らしているのか…。「わが町流の支え合い」について考えようとしても、意外と知らない地域の実情があります。

八頭町・上私都(かみきさいち)地区では、鳥取県社会福祉協議会の地域で取り組む福祉教育・ボランティア活動推進事業を活用し、3年前から地域・大学生・社協による福祉教育プラットホームを設置して、地域の様々な人が集まる場づくりを続けてきました。3年目となる今年は上私都地区の資源や人材をフル活用し“丸ごと”上私都がつながる交流を展開しています。

2017年11月12日、この日の企画は、夏から手作りしてきた石窯を使ってのピザ作り。祖父母ほど年の離れた大人たちに交わって、10人ほどの小中学生が手伝いに走り回ります。「ここの子どもたちは、地域の大人の存在をちゃんと知っている」と表現するのは、舞台をコーディネートしている八頭町社協の担当者。周囲に気を配りながら、自ら親しく大人に話しかける無邪気な子どもの姿はとても印象的です。

この日は他にも、干し柿作りや、地域の手話サークルによる手話講習会な どが催されました。上私都に住む聴覚障がい者に交流に参加してほしいとの想いから、サークルの参加・講習会の実施に発展しました。本人も、参加者と手話で「ふるさと」を唄いながら、ひときわ楽しそうな姿を見せていました。

駆け回っている小学生をそっと見守るのは、鳥取環境大学などから参加している大学生ボランティア。干し柿を吊るす彼らの手つきを見守るのは、地域の男性陣。女性陣は包丁で手際よく柿の皮を剥き続け、車いすの男性 の帰り際には中学生がそっと手を差し伸べる参加者の誰もが役割を持ちながら、顔を合わせる中で自然と支え合いの輸ができあがっています。かつて保育園だったという建物の一室は、総勢40人もの参加者が入るとやや手狭なものの、逆に参加者が仲間外れになるスペースがありません。包み込まれるような一体感は、小さな空間の副産物です。

幹線道路からも離れた山あいの集落、もともと地域資源と呼べるものは決して多くありません。八頭町社協の担当者はそんなまちに一つの舞台を用意し、人々同士で「化学反応」が起きるのも楽しみにしている、と目を細 めます。

企画の中心となった地区のまちづくり委員会や大学生ボランティアなど、様々な人達が参画できるための声かけや調整を図りつつ、当日手を出す部分は最小限に。住民自身の気づきや活力に委ねるそんなスタイルには、誰もが暮らしやすい地域をみんなで作っていってほしい、という願いが込められているように感じます。

100個を優に超える干し柿を吊るし終わった後は、メンバーがそれぞれの思 いを発表し合いました。世代や障がいのあるなしを超えた交流を通じて子どもたちは育まれ、地域に愛されて、逆に子どもたちから大人が教えられることもあるようです。干し柿が完成する今冬の再会を約束して、この日のイベントは終わりました。
「志あわせへ」 2018年1月

20180214八頭町
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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