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苫小牧市社協 「市民後見人」3人が市内で初めて誕生 障害や認知症高齢者の財産管理など支援

北海道苫小牧市社協
【「市民後見人」3人が市内で初めて誕生 障害や認知症高齢者の財産管理など支援】


障害や認知症などで判断能力が十分ではない人の権利を守るため、財産管理や身上監護などを本人に代わって行う「市民後見人」が2018年1月末、苫小牧市内で3人同時に誕生しました。札幌家庭裁判所苫小牧支部に、一般市民が成年後見人として選任されたのは初めて。後見支援員として1年にわたって実務経験を積み、市民後見人として活動をスタートさせた3人は「少しでも社会貢献の一助になれば」と口をそろえます。

成年後見人に選任されたのは、いずれも市内在住の60代の男性。2014年度に苫小牧市が行った第1回市民後見人養成講座の修了者です。3人は苫小牧市社協が法人として後見する高齢者と、後見支援員として1年間にわたって関わってきました。支援対象者を訪問し、生活に異変がないかを確認する中で関連する法律や書類の作成方法などの実務を学ぶと同時に、相手との信頼関係を構築。苫小牧市社協は3人が成年後見人として十分な経験を積んだと判断しました。法人後見を辞任し、同支部に対して3人を成年後見人に推薦する申し立てをし、市内初の市民後見人が誕生することとなりました。

成年後見制度は、認知症や知的・精神障害などで判断能力が不十分な人が不利益を被らないよう、本人に代わって成年後見人が不動産や預貯金などの管理、介護サービスや施設入所の契約、不当な契約の取り消しなどを行う制度。同支部によると、市内では222人がこの制度を使って支援を受けているといいます。

これまでは弁護士や司法書士などの法律の専門職や親族などが後見を引き受けることが多くありましたが、高齢者の増加で担い手が不足し、全国各地で一般市民を成年後見人として養成する動きが活発化。苫小牧市でも2014年度に苫小牧市が養成に乗り出し、16、17年度には苫小牧市社協内に拠点を置く市成年後見支援センターが養成講座を行いました。

大きな責任を負うこととなった3人は、緊張感を持ちながらもやりがいに満ちた表情。そのうちの一人は「以前、札幌でお年寄りの姉妹が公的支援を受けられずに自宅で亡くなった事件を知ってから、少しでも困っている人の力になれれば、と思っていた。責任は重いが、しっかり務めたい」と意気込みます。

同様に社会福祉に関心が有り、ヘルパーや社会福祉士の資格取得にも励んできたという男性は「支援対象者は対話が困難な方なので、その人の思いをくみ取った支援をする難しさを感じている」と表情を引き締めました。

もう一人は市社協職員として地域福祉に携わりながら、個人で市民後見人を受任。「高齢者がどんどん増える中、今ある支援制度を維持するためには私たちの世代が社会貢献するしかない」と強調。「多くの市民に成年後見制度に関心を持ってもらえたら」と話します。3人に対しては苫小牧市社協が後見監督人として、後見業務をサポート、チェックします。
苫小牧民報 2018年2月26日

20180226苫小牧
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