FC2ブログ

記事一覧

竹原市社協 「自分のことを気にかけてくれている人がいる安心感」「誰かに頼りにされている嬉しさ」を運ぶ生活支援員

広島県竹原市社協
【「自分のことを気にかけてくれている人がいる安心感」「誰かに頼りにされている嬉しさ」を運ぶ生活支援員】


判断能力が不十分なことから権利侵害を受けやすい人の権利を守り、地域で安心して暮らせるよう支援する福祉サービス利用援 助事業。広島県ではこの事業を「かけはし」と呼んでいます。この事業は、主にかけはし専門員と生活支援員で支援して います。 平成28年3月末時点で広島県には433人、全国には約15,800人の生活支援員がいます。先日、徳島県三好市社協と竹原市社協の生活支援員の交流会がありました。このなかで活動事例を報告した大前さんのエピソードをご紹介します!

「生活支援員として利用者さんの 心を明るくしたい。笑顔にしたい」 事例報告の中で、 大前さんが大切にしている思いをこのように話しました。そして「笑顔にしたいと思っているわたしが、逆に利用者さんから、笑顔と元気をいただいているんです」と生活支援員の活動を振り返ります。

生活支援員は、かけはし専門員が立てた支援計画に基づいて利用者を支援しています。生活支援員は、地域住民にお願いしています。お互いに踏み込みにくい部分もありますが、地域住民だからこそできる支援があります。自分のことを気にかけて くれている人がいる安心感、誰かに頼りにされている嬉しさ、そんなあたたかい気持ちが生まれる地域がひろがるよう、社協は生活支援員と一緒に「かけはし」による支援をすすめています。

主婦だった大前さんが、還暦を過ぎて始めたことが4つあります。畑仕事、ノルディックウォーキング、麻雀、そして、生活支援員の活動です。福祉バスの介助員をしたことから社協職員と顔見知りになり、生活支援員としての活動を勧められたことがきっかけです。畑で収穫した野菜のほとんどは、人にあげるという大前さん。地域で暮らしていくなかで人とのつながりを大切にする思いが生活支援員の活動につながっています。

生活支援員になって変わったことは、出逢う人が増えたことはもちろんですが、研修や講演会など学ぶ機会が増えたことです。そこで学んだコミュニケーション術を早速、夫婦間でも試 してみたところ、以前より会話が盛りあがるようになりました。夫婦円満の秘訣にもなり、今でも夫が一番の理解者です。生活支援員として、活動するときも、いつも話し方や聴き方を意識しています。

大前さんは現在3人の利用者を担当しています。利用者のもとへ定期的に訪問し、相談を受けたり、生活費を払戻し、手渡すことが主な支援内容です。ある時、担当していたご夫婦が入院し、定期的な訪問ができなくなりました。2か月後、支援が再開した際、大前さんを出迎えてくれたのは、訪問を今か今かと待ちわびていたご夫婦の笑顔でした。

「あんたには心がある。だからわしらはあんたの訪問を楽しみにしとるんじゃ」というご夫婦の言葉が、これまでの生活支援員の活動で一番嬉しかったそうです。 「いくら話しかけても反応がなかったり、笑顔が引き出せないこともたくさんあって落ち込む こともあります」と話す大前さ んですが、焦らず、その人のペースだと考えるようにしたことで、一人ひとりにあった支援の大切さを実感しました。

同じ地域に住む利用者であっても、生活歴や生活環境は全く違います。そんな利用者との出逢いが「この地域に住んでいてよかった」とお互いに思えるきっかけになればと、大前さんは生活支援員の活動を続けています。
「福祉ひろしま」2018年1月

20180304竹原市
関連記事
スポンサーサイト



プロフィール

yotadar!!

Author:yotadar!!
なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

最新コメント

リンク