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福島県葛尾村社協 地域をつなぐ生活支援相談員③ 仮設住宅や復興住宅にいる人も、自宅再建した人もどちらも支援が必要

福島県葛尾村社協
【地域をつなぐ生活支援相談員① 仮設住宅や復興住宅にいる人も、自宅再建した人もどちらも支援が必要】


2016年6月12日、葛尾村は村の一部を除き避難指示が解除となりました。帰村者は解除後、1か月で約35人、3か月で約75人、6か月で約105人と徐々に増えていきました。解除から1年が経った2017年7月は、人口の約12%の160人程度です。

一方、仮設住宅の入居者はかなり減少し、2017年7月現在は仮設住宅を10か所から数か所に集約することが検討されていました。仮設住宅、復興住宅にいる人々は、村に帰りたくても帰ることができない事情を抱えていました。一方で、整っていない環境へ帰村した人々のなかには単身の高齢者なども多く、見守りや安否確認が必要でした。仮設住宅や、復興住宅にいる人も帰村している人々もどちらも支援が必要な状況にありました。
 
そのため、生活支援相談員の活動は、避難解除を境に仮設住宅や復興住宅の訪問を中心として活動する班(3名)と葛尾村の帰村者宅を訪問する班(2名)のふたつの拠点に分かれて活動することとなりました。
 
避難解除後に、帰村者宅を訪問すると、住み慣れた村に戻れた喜びや安堵はとても大きく、生き生きとしている住民が多いことがうかがえました。そして、楽しそうに家の周りの環境を整えている方も多くいました。
 
しかし、帰村後の時間の経過と共に、夜に家の明かりがついているところが少なく寂しさを感じ、隣近所に帰村した住民が少ないという現実にさらされていました。そのようななかで、生活支援相談員は訪問活動を通してさまざまな思いを受け止め、傾聴を続けてきました。

また、帰村した住民同士のコミュニケーションが少しでも図れるように交流サロンを企画し、楽しみの場を設けました。特に避難指示解除後の秋に初めて実施した地域福祉センター内での運動会は大きな喜びの場となったようです。また、帰村者とまだ帰村していな
い住民との合同日帰り旅行や温泉地での住民同士全体の交流事業を実施し、住民相互が共につながりを感じ共に元気で生きていけるように、という思いでさまざまな事業に取り組んできました。
 
生活支援相談員としては、住民に寄り添い、そのときの住民の思いや不安を丁寧に傾聴していくことが重要であることを改めて感じています。今後は、訪問活動を基本としながら、住民の福祉的ニーズをしっかりと捉え、住民に生きがいや楽しみそして喜びを感じていただけるような事業を住民と一緒に考え、取り組んでいきたいと考
えています。
「NORMA社協情報」 2017年7月

20180822葛尾村③
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なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

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