FC2ブログ

記事一覧

洲本市社協 ひきこもり当事者などの居場所づくり~共に過ごすゆるやかな仲間づくり~

兵庫県洲本市社協
【ひきこもり当事者などの居場所づくり~共に過ごすゆるやかな仲間づくり~】


洲本市では、ひきこもりの当事者のつどい「わかくさカフェ」が2017年度から、また、その家族のつどいが2018年度から開催されています。きっかけは、認知症をささえる家族の会「にじの会」の活動から派生したサロンに、洲本市社会福祉協議会職員がさまざまな当事者の参加を促していったことにありました。その中で、サロンと同じ時間・場所で当事者の居場所づくりが始まりました。

「わかくさカフェ」は当初月1回(第1金曜日)の開催で、しばらくは支援者が会話をつないだり、トランプをしたりしていましたが、本人たちの想いを聞く場としてミーティングの開催を提案し、各自がやりたいことを出し合ってみました。すると、「仕事がしたい」「バーベキューをやってみたい」といった声があがり、できそうなことから実現していくことになりました。

2018年の4月にはボランティアの協力を得てバーベキューを、6月には他団体と合同でうどん作りを楽しみました。続いて、7月には地元のボランティアが主催する「おもっしょい市」に出店することとなりました。当日の運営には不安もありましたが、開始10分前にはメンバーが集合し、初出店にも関わらず、お店は多くの来場者で賑わいを見せました。メンバーは、やり終えた安堵感と達成感から、またやりたいと勢いづきます。

今では「わかくさカフェ」は毎週金曜日の開催となり、20代から60代のメンバーは自分たちでコミュニケーション麻雀の準備、健康体操や軽作業など、各自が思い思いに過ごします。他にも、会場の会館に花を植え、毎日の水遣り当番を決め、雨でも気になって覗きに来るメンバーもいます。

これまで居場所がないためにひきこもり、家庭内での関係が全てであった人も、「わかくさカフェ」に来ることで、世間の輪に入って自己肯定感が高まっていきます。今後もより自主的な運営を目指すとともに、家族への支援を行い、楽しく笑えることを1つでも得てもらいたいと考えています。

「わかくさカフェ」の活動には、ボランティアを中心に専門職や行政などから有形無形のサポートがあります。中でも認知症をささえる家族の会「にじの会」は、運営支援とともに同会で培った参加意欲を高める手法を提供しており、当事者による市民活動がさらなる当事者支援につながっているという特徴があります。
兵庫県社協「ひょうごの福祉」 2018年9月

20181115洲本市
関連記事
スポンサーサイト



プロフィール

yotadar!!

Author:yotadar!!
なかなか一言で表せない社会福祉協議会(社協)。地域福祉活動の推進、生活困窮者支援、成年後見・日常生活自立支援事業、介護保険・障害サービス事業、ボランティア・市民活動の支援、福祉教育・ボランティア学習、共同募金・・・、さまざまな事業・活動を展開しています。少しずつ、その活動を探検してみましょう。

最新コメント

リンク